歴史の重みに揺り動かされて
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デリーのボグサイト地区
フリーデリーコーナーと呼ばれるこの場所にいると
だんだんと言葉を失っていきます。

この壁画は、イギリス軍によって銃殺された少女です。

僅か14歳で命を落としたのですね。
日付を見ると、「ブラッディサンデー」の前年1971年の事なのですね。
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デリーのボグサイト地区
フリーデリーコーナーと呼ばれるこの場所にいると
だんだんと言葉を失っていきます。
この壁画は、イギリス軍によって銃殺された少女です。
僅か14歳で命を落としたのですね。
日付を見ると、「ブラッディサンデー」の前年1971年の事なのですね。
こちらは[「ブラッディサンデイ」の銃撃で亡くなった14名の方の肖像画
住宅の入り口の門は、アイルランドの三色旗に塗られていました。
そして、奥に見える壁画は
IRAの闘志で獄中でハンガーストライキをして命を落としたボビー・サンズ
そして、ネルソン・マンデラが並んでいました。
この壁画は、食料品・雑貨屋の横に描かれたもの。
日常の中に、こんな光景があるのですよデリーでは。
こちらは、その隣のパブ。
アイルランド共和国の旗が掲げられています。
ここは、北アイルランド=イギリスなのですが。
ブレグジットで揺れるイギリス
一番の問題は、アイルランド共和国と北アイルランドの間の国境問題。
今は、国境には何の規制もなく
道路もたくさん繋がり、勿論検問などもないのです。
それが、イギリスのEU離脱に伴い
問題が生じてきたのです。
イギリスは、1月31日をもってEUを離脱しますが
この国境問題の結論は、先延ばしとなっています。
フリーデリーコーナーの石碑
これが、現実の世界なのですよ。
THE MUSEUM OF FREE DERRYに、入ってみました。
当時の、音声
(これが凄まじかった。銃声や、スピーカーから流れる音など)
が流れる中
貴重な展示物を、じっくりと見ました。
この歴史が繰り返さないことを祈るばかりです。
この街角
すべての人に見て欲しいと思います。
歴史は、とても重く悲しいものです。
子供たちが遊ぶ街角
物凄い歴史がありました。
シャムロックに乾杯-21に続く
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この記事へのコメント
johncomeback
ブレグジット、イギリス(イングランド)は
過去の栄光にとらわれているのでは?
JUNKO
hana2019
その地で今は長閑に子供たちが遊ぶ、ラベンダーが美しく咲き乱れる光景など。
「ロンドンデリーの歌」を聴きながら、今コメントを書いています。戦場へと赴く息子達を思った「ダニー・ボーイ」として知られた、名曲であるのは皮肉としか言いようがないです。
きよたん
インパクトがありますね
kuwachan
仰る通り二度このような事が二度と起こらないようにと
祈るばかりです。
斗夢
人間というものは僅かな脳を持っているので
それがとんでもないことをやるんでしょう。
pn
ファルコ84
独立と自国愛のなんでしょうね
犠牲になった人々に祈りをささげたい。
ぼんぼちぼちぼち
旅に行ったら、こういう負の歴史もしっかり心に刻み込んできたいものでやすね。
八犬伝
そうですね
主権を取り戻したいということなのでしょうが
今の時代、1国だけではどうにもなりませんのにね。
TO:JUNKOさん
そうなんです
日本は、他国に侵略をされたこともないし
そういう意味でも、平和ボケしているのかもしれませんね。
TO:hana2019さん
よくご存じで。
そうですあの名曲「ダニーボーイ」は
まさに、デリーの歌なのです。
八犬伝
そうなんです
ここの空気感
やはり、張り詰めたものがありますよ。
TO:kuwachanさん
BREXIT後の北アイルランドに注目しておいた方が良いかと思います。この地に再び、国境が引かれたら
とんでもないことになりますよ。
アイルランド共和国で採取した牛乳を、北アイルランドで加工したりと、生活がすべて2か国にまたがっていますので。
TO:斗夢さん
本当ですね
制圧したいという欲望を持ち合わせているからこそ
いさかいが起こるのでしょうね。
八犬伝
そう思います。
私たちは、戦争で焼き尽くされたりせよ
迫害を受けたことのない民族ですからね。
甘いのかもしれませんね。
TO:ファルコ84さん
宗教のみならず民族も違いますからね。
アングロサクソンがケルト人を追いやったという
人種問題もありますから、複雑なんでしょう。
TO:ぼんぼちぼちぼちさん
そうなんです
日本には伝わってこないこと
あまりにも多いですね。
だから、自分の目で肌で感じないと
わからないですね。
OMOOMO
素敵です。壁画、いいですね。
八犬伝
これが、12回目のアイルランドでした。
すっかり、はまってしまいました。
viviane
八犬伝
そうなのです
今は平和になりましたが
過去には、重い歴史があった街角なのです。
momotaro
八犬伝
そうなんです
ここには、独特の空気感があって
自然と無口になってしまいます。
私たちが、このような歴史を持たなくて
良かったです。
Cedar
八犬伝
確かに、あのベルファストの駅は街中から離れた場所にありますね。Cedarさんが訪れた2回目はカトリックとプロテスタント双方が激しくやりあっていた頃なのでしょう。
イギリスのEU離脱により、そんな事態が繰り返せないよう
祈っています。